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今年のふるさと納税の報告、ラウンド1から大変ご無沙汰してました。 遅くなりましたが、ラウンド1以降、以下のような納税を行い、御礼品をいただいています。 ・鹿児島県枕崎市(1万円) 枕崎産本枯鰹節4本 ・茨城県常陸大宮市(5千円) 味一番うどん5kg ・山形県長井市(2万円)キリン一番搾り生ビール「山形に乾杯」350ml缶24本×2ケース 枕崎市(1万円) の枕崎産本枯鰹節4本は「鰹節の価格が高騰している」という話を聞き、急きょ納税。 ![]() ![]() 常陸大宮市(5千円)の味一番うどん5kg、通販上は5キロ2500円で売られています。納税コスパは上々だと思っています。 ![]() 山形県長井市のキリン一番搾り生ビール「山形に乾杯」は、2万円で350ml缶24本のケースを2ケースいただけます。 ![]() ![]() ![]() 他県には伝わらない地元のローカルな情報満載で、読み応えありました。 この種のサービスをはじめてみましたが、面白いサービスだと思います。 そして、「忘れたころに」ではありませんが、昨年秋に香川県三木市に1万円の納税した御礼の豚肉4キロが、先日届きました。 ![]() ![]() ![]() さらに、今年4月に納税した岡山県吉備中央市(5万円)のうちの第1便(コシヒカリ新米20キロ)が届きました。 ![]() ![]() ![]() それだけに、今年の新米の御礼品は有難味が増します。 これから2か月おきにコシヒカリが20キロずつ届く予定です。来秋まではお米を買わずに済む計算です。 岡山県吉備中央市、今年から上限金額が緩和されたうえ、クレジットカードによる決済も可能になりました(手間も省けるうえクレジットカードのポイントも得られます)。 3年連続でお世話になっていますが、お米が御礼品の自治体としては最強だと思います。 同市には、来年以降も継続・発展を期待したいところです。 2017年も残り3か月となりました。 ふるさと納税について、前の総務大臣は高額な返礼品に苦言を呈していましたが、現在の総務大臣は「自治体判断に一任」とコメントしています。 総選挙後に発足するであろう新内閣がどのようにとらえるかは分かりませんが、現在の総務大臣に同じく、地域振興の効果をより高めるためにも、ふるさと納税制度の継続・発展を期待したいところです。
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by zouchan6
| 2017-09-26 10:23
| ふるさと納税
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by zouchan6
| 2017-09-23 14:55
| 美術鑑賞 art watching
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前回の投稿からの続きです。
「森 午前3時の部屋」は、まさに彼の制作現場だった場所です。 阿寒湖・鎌倉から札幌、音威子府へと住居を移した中期以降の、中型から小型の作品が展示されています。 中心に置かれているのが「樹華(じゅか)」(1983年)、手前のアイヌの古老が「森に聞く」(1985年)です。 砂澤ビッキは「樹華」という題で類似の作品を数点制作しています。 前回(①)の記事に神奈川県立近代美術館葉山での砂澤ビッキ展の写真を紹介しています。 「樹華」の素材は表面が滑らかで美しいヤナギ、イタヤ、カエデ、「森に聞く」の素材は硬質なクルミです。 樹種に向けるビッキのこだわりと愛着が感じられます。 それぞれ制作年次も異なる別個の作品ですが、セットの作品に思えます。設置する記念館の上手さです。 美術鑑賞では、作品自体の良否とあわせ、作品の良さを引き出す展示方法の巧拙も見逃せません。 「樹華」は、表面を滑らかに削ったヤナギの枝を組み合わせています。 今にも落ちそうな挿し方ですが、この均等で幅広い挿し方が樹木らしい広がりを表わし「木で樹を表現する」面白い作品に仕上がっています。 その華やかな枝の広がりに「樹華」という題名はとても似つかわしいものに感じられるうえ、「木であるような、花であるような」モチーフの両義性に、彼なりのウィット、粋のようなものを感じさせます。 「彼なりのウィット、粋」といえば、彼は札幌ススキノの「いないいないばー」というバーの内装も手掛けています。 抽象的な作品に打ち込む一方、市井の中で彫刻に協力することも忘れていません。 この、ちょっと洒落を効かせた作風や題名、市井に溶け込む姿勢に、砂澤ビッキの照れ屋で腰の低い一面を感じさせます。 「ヒグマのような大きな体格・風貌で、作品や民族差別に真摯に向き合う気迫で周囲を圧倒しながら、繊細で照れくさがりで飲むと陽気になった」砂澤ビッキの魅力がそこにあります。 「午前3時の玩具」(1987年) 「午前3時」は、札幌と稚内を結んでいた夜行急行列車「宗谷」が音威子府駅に着く時間に由来します。 ビッキは「宗谷」の汽笛に目覚め、その時刻から制作に打ち込んでいたようです。 羽根があるので鳥のような、触覚があるので虫のようですが、長い尾があるので動物のような、頭や胴体は人間のような… ビッキは「午前3時の玩具」と軽く称していますが、出来栄えが精巧なだけに、いろいろな思いが巡ります。 思いを巡らした結果、この作品の表現するところはそれら鳥類・昆虫・動物・人間に共通する「生物としての生そのもの」でないかと思いが至ります。 シンプルさを突き詰めたところに、砂澤ビッキの作品の深みが存しています。 「四季の面 C」(1988年) 球体のから尾のように接続された木が伸びています。 一見分かりにくい作品に見えます。 この作品はカツラの木で出来ています。 ・カツラの葉と樹皮 (画像はウィキペディアから) 前の投稿で申し上げた通り、砂澤ビッキの作品は自然から大きな着想を得ています。 丸みを帯びたカツラの葉を見れば、この葉が「木の顔」、つまり「自然のツラ」に見えてきませんでしょうか。 曲解に思えるかもしれませんが、砂澤ビッキの作品では自然に還元しながら見ることで視座を得られるように思えます。 ・ANIMAL目B(1963年) 阿寒に居た初期の頃の作品です。 こぶのようなオブジェは、「ANIMAL目」という題名と重ね合わせると、前の投稿で紹介した「考える人・動物の時限」にも共通する丸みを帯びています。 素材はマツです。 松はありふれた素材に思えますが、家の梁でも使われるほどに硬い素材です。 世界各地に生息していますが、丸みを帯びた花を咲かせます。 (画像はウィキペディアから) 一見理解の難しい砂澤ビッキの作品ですが、素材を理解しながら見ることでヒントが得られます。 「作品の抽象性を通して素材と対話する。作品の抽象性を通して自然を観照する」ことが、砂澤ビッキの作品の醍醐味であり、彼が鑑賞者に出す「問い」ではないでしょうか。 「森 午前3時の部屋」には、制作現場だった頃の記憶として、彼の使っていた道具がそのまま展示されています。 プロとして当然なのかもしれませんが、実に多くのノミを使っていたことに驚かれます。 「森 午前3時の部屋」の次には、記念館内として最後の部屋となる「樹 樹氣との対話」との部屋に入ります。 「樹氣」という言葉は、ビッキが亡くなる5日前に彼が発した言葉です。 元々はキッチンだったという暗い部屋の中に水が敷かれ、水面の上に「TOH」という題の作品が立っています。 「TOH」は、音威子府村に残された唯一の大型作品です。素材はカツラです。 カナダから帰った1984年に作られました。ビッキにしては珍しく十字を組んでいます。題名とあわせ、カナダでインスピレーションを得たのでしょうか。 十字のその形は、高さなどから、人物のように、そして砂澤ビッキ自身のように見えてきます。 樹の表面には、カツラを粗く削ったノミの跡が見えます。ひと削りひと削り、彼がノミを入れた跡、つまり彼が生きた証です。 彫刻では、刻んだり加工をした痕跡を残さないように仕上げるのが一般的です。これに反し、砂澤ビッキの彫刻では、ノミの跡が残ったまま、いわゆる「粗削り」の状態で完成している作品を多く見かけます。 彼が意図していたその「粗削り」のノミの跡は、モチーフ自体のメッセージに合わせ、彼自身のメッセージに読み取れます。彼の作業風景が思い浮かぶかのようです。 樹の魂と砂澤ビッキの魂、両方の魂と対話する場所、として置かれているではと察しました。 最後に、別棟にあるD型ハウスです。 一見は物置ですが、ここはビッキの第2のアトリエで、「四つの風」に代表される大きな作品が制作されました。 「音威子府」の奥にある樹は、樹齢600年のミズナラの圧倒的な存在感にビッキが生涯手をつけることが出来ず、未完成となっている唯一の作品だそうです。 こちらは、北大の研究林から借りてきたミズナラのコブです。 ミズナラからドングリが出来ます。 (画像はウィキペディアから) こちらの「トーテムポール」(1979年)は、旭川の川村カ子トアイヌ記念館に建立されたトーテムポールです。中心に「山の神・キムン・カムイ(ヒグマ)」・「海の神・レプン・カムイ(アイヌ神話の海の神で美しいシャチの姿)」が彫られています。 D型ハウスの奥に、北海道アンデパンダン美術協会の設立にも参加した衆議院議員・五十嵐広三氏の言葉が掲示されていました。 「森の主の仕事ぶり」「森の神が樹木の中に埋め込んであった造形が、むくむくと起き上がってくる」など、砂澤ビッキの生涯を的確に表しているように思えます。 パウル・クレーは「芸術の本質は、見えないものを見えるようにすることだ」と語っています。 樹木や生物の中に埋め込まれている魂のようなものを見えるようにしたり、鑑賞者に感じさせてくれるのが、砂澤ビッキの特徴であり、彼の才能であると言えます。 ・砂澤ビッキ記念館で購入した絵葉書から 砂澤ビッキは、ここの北海道アート紀行①札幌芸術の森の中でも触れた通り、「生きているものが衰退し、崩壊していくのは至極当然である」として、彼自身も生涯を閉じ、北海道の厳しい風雪に晒された彼の作品も朽ちつつあります。 その避けがたい宿命を背負いつつ、さらにアイヌ民族という出生を背負いながら、土産物の彫刻から異色のデビューを志し、時流や芸術界に流されず、群れないまま北の大地で彫刻と真摯に向き合い、ときに民族差別とたたかい、カナダで修行しながら、芸術表現のより高い次元へとノミの跡を刻んできた彼の生涯。 IT隆盛の、AI時代の今だからこそ、彼の民族性、芸術や差別との格闘、格闘の裏にあるユーモアやウィットや機知、素材に隠れる素材の魂を表現できる高度な抽象性が、ITやAIの対極にある「人間らしい強さ」として際立ち、今後ますます大きな意味を帯びてくるのではないでしょうか。 砂澤ビッキの静かな格闘を応援していた人は、上記の五十嵐氏だけではありません。 1987年に北海道の北見観測所で発見された小惑星は、砂澤ビッキの活躍から「ビッキ(5372 Bikki)」と命名されています。 北海道の綺麗で澄んだ空からは、夜になると満天の星が望めます。 (北海道美深町にて自ら撮影) その満天の空のなかで「ビッキ」は、小さな星ながらも明るく、北海道や世界を永遠に照らしてくれることでしょう。 参考文献:柴橋伴夫『風の王: 砂澤ビッキの世界』(2001年/響文社) (注釈の無い画像は全て自ら撮影) ■
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by zouchan6
| 2017-09-18 16:41
| 美術鑑賞 art watching
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by zouchan6
| 2017-09-07 17:48
| 美術鑑賞 art watching
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